【2024年11月】ポートフォリオ・投資成績を公開!

11月のカレンダーと紅葉、本が並べられている Myポートフォリオ

あっという間に今年も終わりが近づいてきましたね。日本企業の個別株に投資している当ブログ運営者である私の投資ポートフォリオの状況と投資成績について、参考情報として毎月公開していきます。興味があれば、ぜひ参考にしてみてください。

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ポートフォリオ概況

私の日本株ポートフォリオの最新状況について、各銘柄の11月中の評価額増減とともに紹介します。11月中の保有株の売却による確定損益も含めて計算しています。

コード企業名10月末評価額11月末評価額11月騰落
1780ヤマウラ¥119,100¥115,800-2.8%
1928積水ハウス¥371,600¥354,000-4.7%
2685アダストリア¥353,500¥366,000+3.5%
2768双日¥315,700¥305,000-3.4%
2914JT¥428,100¥421,900-1.4%
3150グリムス¥262,300¥264,200+0.7%
3480ジェイ・エス・ビー¥272,200¥272,800+0.2%
3924ランドコンピュータ
(11/13 300株売却)
¥221,400¥203,100-8.3%
3964オークネット¥239,100¥269,000+12.5%
4202ダイセル¥136,200¥132,400-2.8%
4595ミズホメディー¥166,300¥159,300-4.2%
4792山田コンサルティンググループ¥211,200¥204,700-3.1%
5334日本特殊陶業¥439,000¥463,400+5.6%
5393ニチアス¥553,100¥579,800+4.8%
6062チャーム・ケア・コーポレーション¥125,500¥128,200+2.2%
6083ERI HD11/21 200株購入
6432竹内製作所¥965,000¥968,000+0.3%
6490PILLAR¥432,000¥433,500+0.3%
6777santecHD¥565,000¥588,000+4.1%
7272ヤマハ発動機¥406,200¥390,150-4.0%
7605フジ・コーポレーション¥182,700¥196,300+7.4%
7745A&DホロンHD¥223,300¥187,900-15.9%
7818トランザクション¥246,800¥224,000-9.2%
7970信越ポリマー¥159,600¥159,900+0.2%
8308りそなHD¥102,000¥125,000+22.5%
8593三菱HCキャピタル¥206,100¥202,000-2.0%
9384内外トランスライン¥558,400¥564,600+1.1%
9621建設技術研究所11/7 100株購入
9744メイテック¥293,850¥282,700-3.8%
9769学究社¥189,400¥190,200+0.4%
確定損益+¥9,300
ポートフォリオ全体¥8,772,320¥8,761,150-0.13%
(参考)TOPIX2695.512680.71-0.55%

11月中の日本株ポートフォリオ全体の騰落率は、-0.13%の微減という結果になりました。日本株全体の株価指標であるTOPIXを見てみると、11月中に-0.55%下落しており、11月はTOPIXをわずかに上回るパフォーマンスを挙げられました

11月中の日本株式市場の状況としては、11月6日にアメリカ大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利し次期大統領に返り咲く結果となったことが大きなイベントとなり、株価が反応しました。しかし、その後は全体的に方向感に欠ける展開で、日経平均株価は37000円~40000円のラインを行ったり来たりしていたといった印象です。

ポートフォリオ全体の銘柄の構成比率としては以下のようになっています。新たに投資したERI HD、建設技術研究所がポートフォリオに加わり、決算結果が予想以上に悪く持ち株の半分を売却したランドコンピュータの比率が下がった格好です。

11月中の売買内容について

青色・黄色・赤色のふせんにそれぞれBuy・Hold・Sellの文字が書かれている

私の11月中の株式の売買内容について紹介します。11月は、2銘柄を購入・1銘柄を売却し、投資銘柄の比率を調整しました。

11月中の購入銘柄について

11月に購入した銘柄は以下の通りです。

  • ERI HD(6083):200株を新規に購入し投資開始(11/21)
  • 建設技術研究所(9621):100株を新規に購入し投資開始(11/7)

それぞれ購入した理由と、企業のビジネス内容について簡単に紹介します。

ERI HD(6083)

住宅の基礎部分を点検するヘルメットをかぶった男性

ERI HDは、新しく建てられた住宅が正しく建築基準法に従って建設されているのか、住宅としての性能を満たしているのか検査するサービスを行っている企業です。また、昨今の住宅の省エネ化の推進に伴い、省エネ住宅の基準を満たしているかの検査も行っています。

新築住宅の建設にはこれらの検査が必須となるため、なくてはならない存在となっています。その中でもERI HDは民間企業としてはこの分野でシェアNo.1を誇り、独自の地位を築いています。

この内容を含め、ERI HDを購入した理由としては以下の3つです。

ERI HDの購入理由
  • 住宅の検査という競合の少ないビジネスでのシェアの高さ
  • ROE22.9%、営業利益率11.1%(2024年5月期)という収益力・経営効率の高さ
  • PERも12倍台と割安な水準

建設技術研究所(9621)

黒部ダムの放流の景色

建設技術研究所は、日本で初めてできた建設コンサルタント企業です。新たなダム建設工法や河川整備技術を研究し、洪水などの災害を防ぐ対策を提供しています。また高速道路やトンネルなどの設計もこの企業の主なビジネスの一つです。長年の実績を武器に、国土交通省や地方自治体などの公共機関を主要顧客として事業を成長させています。

建設技術研究所を購入した理由は以下の3つです。

ERI HDの購入理由
  • 国・自治体を顧客とした盤石な建設コンサルティング事業を行っている
  • ROE14.7%、営業利益率10.8%(2023年12月期)という収益力・経営効率の高さ
  • PERも10倍台と非常に割安な水準

11月中の売却銘柄

11月中の売却銘柄としては、ランドコンピュータ(3924)を保有している600株のうちの半分の300株を売却しました。その理由として、11/13に発表された中間決算において、予想外の通期業績の下方修正が入り、急速に利益率が悪化していることが発表されたためです。

業績悪化の理由として、前期末から続いている大規模な不採算プロジェクトに対して継続して人員を投入していることが挙げられており、収束の見通しが立っていないことも不安要素となりました。

ポートフォリオ銘柄 上昇率・下落率ランキング

続いて、11月中にポートフォリオ内で特に上昇率・下落率の高かった銘柄のTOP3を紹介します。

11月上昇率TOP3

11月のポートフォリオ内の上昇率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。

11月上昇率TOP3
  • 第1位:りそなHD(8308)  11月上昇率:+22.5%
  • 第2位:オークネット(3964)   11月上昇率:+12.5%
  • 第3位:フジ・コーポレーション(7605) 11月上昇率:+7.4%

11月の上昇率トップとなった銘柄は、りそなHDでした。りそな銀行を中心に、埼玉りそな銀行や関西みらい銀行を傘下に持つ、国内No.4の銀行です。

11月12日の中間決算では、通期業績の上方修正を発表しており、業績の好調さをうかがわせました。これからの国内の金利上昇による利益率増加の期待を受け、他のメガバンク3行と同様に株価を伸ばしていくことが予想されます。

上昇率の2位となったのは、オークネットでした。中古の車・バイク・ブランド品からスマートフォンに至るまでさまざまな物品のネットオークションを運営するユニークなビジネスを行っている企業です。出品される商品の価値を正確に査定する技術に強みを持っています。

11月12日に中間決算を発表。前年同期比+2%の純利益増まずまずの良い決算を発表し、安心した投資家からの買いが入ったものと予想されます。

上昇率の3位にランクインしたのは、フジ・コーポレーションでした。「タイヤ&ホイール館フジ」で有名な、実店舗と通販の2つのチャネルでタイヤ・ホイールなどの自動車用品を販売する小売企業です。9月・10月と株価下落が続いていたため、ようやく買いが戻ってきたとみています。

11月下落率TOP3

一方で、11月にポートフォリオ内で下落率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。

11月下落率TOP3
  • 第1位:A&DホロンHD(7745)   11月下落率:-15.9%
  • 第2位:トランザクション(7818)  11月下落率:-9.2%
  • 第3位:ランドコンピュータ(3924) 11月下落率:-8.3%

下落率トップに顔を出した銘柄は、A&DホロンHDでした。半導体製造工程で使われる電子ビーム装置をはじめ、血圧計などの医療用機器や計測機器に強みを持っている企業です。

11月8日に中間決算を発表し、前年同期比で-18%の純利益の減少とやや低調な業績を示しました。この決算内容が嫌気され、株価の下落につながったとみています。

下落率の2位に入ったのは、トランザクションです。この企業は環境配慮型のエコバック製品のほか、アクリルスタンドなどのアニメ関連グッズの製造販売をしています。顧客の要望を叶えたデザイン性の高いオリジナルグッズを短納期で提供できる強みを持っています。

9月・10月と株価上昇を続けてきたこともあり、株価調整の売りが入り11月中は下落に転じたと推定しています。

下落率の3位となったのは、ランドコンピュータでした。企業向けのシステム開発やパッケージソフトの導入支援・保守管理サービスを行うIT企業です。特に、クレジットカードなどの金融システムの開発に強みを持っています。

11月の売却銘柄の欄でもすでに触れましたが、11/13に発表された中間決算において、予想外の通期業績の下方修正が入ったことについて、投資家の売りが入り株価の下落につながったとみています。

これまでの月別投資成績の振り返り

2024年6月から11月までの月別投資成績を、日本株全体の参考指標であるTOPIXと併せて以下のグラフに示します。11月はTOPIXを0.5%上回る成績を挙げられました。これで月別ではTOPIXに3勝3敗とのイーブンになっています。また、通算成績では引き続きTOPIXを上回っている状態です。

2024年6月から11月にかけてのブログ管理者のポートフォリオの投資成績とTOPIXの比較

まとめ

今回の記事では、日本の個別株への投資の参考として、当ブログ運営者である私の日本株投資ポートフォリオの11月中の投資成績について紹介しました。11月はポートフォリオ全体で-0.1%とほぼ横ばいの成績となりました。一方で同期間のTOPIXは-0.6%の下落となっており、TOPIXを上回る成績を挙げられました。12月は、18日・19日に開かれる日銀金融政策決定会合において、日銀が追加利上げに踏み切るのかどうかにマーケットの注目が集まりそうですね。