【2024年3月】日本株の注目銘柄10選を紹介

注目銘柄

以前の記事で、日本企業の個別株投資を行う上で、どういった基準を定めて投資対象の企業を探せばいいかについて解説し、参考例として私が実際に用いている基準を紹介しました。

投資先企業の選別基準の例

では、実際にどういった企業がこの基準に該当するのか、定期的にこのブログで発信していくようにしていきます。興味があれば、ぜひ参考にしてください。

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2024年3月 注目企業10選リスト

まずは、今回ピックアップした企業10社の一覧を以下に示します。

銘柄コード企業名PERROE業種
3245ディア・ライフ8.119.3不動産業
3666テクノスジャパン9.615.3情報・通信業
3924ランドコンピュータ13.716.8情報・通信業
3964オークネット11.919.6情報・通信業
4318クイック13.225.3サービス業
4595ミズホメディー10.325.2医薬品
4792山田コンサルティンググループ12.914.9サービス業
6417SANKYO7.016.3機械
7605フジ・コーポレーション8.015.4小売業
9769学究社12.135.1サービス業
※2024年3月14日現在

こちらの表に乗っている企業それぞれについて、簡単に紹介していきます。

ディア・ライフ:首都圏に特化した不動産開発・投資会社

株式会社ディア・ライフは、首都圏を中心に住宅用マンションや商業施設・オフィスビルへの投資を行う不動産企業です。用地取得から開発までを一貫して行っているところに強みを持っています。

昨今の不動産価格の上昇を追い風に、急速に業績を伸ばしています。

株式会社ディア・ライフの直近5年間の業績を示すグラフ
引用元:株式会社ディア・ライフ 2019年~2023年9月期決算短信

こちらの企業については、特集記事を作成しているので興味があればぜひ参考にしてください。

テクノスジャパン:企業向け経営/業務システムソフトウェア開発

株式会社テクノスジャパンは、BtoB用途の経営/業務用パッケージソフトウェアの導入支援・保守を行っている企業です。主に以下の3つの分野のソフトウェアサービスを展開しています。近年の企業のDX化の流れの恩恵を受けて成長を続けています。

  • ERP(Enterprise Resource Planning):企業資産(ヒト・モノ・カネ・情報)の管理ソフトウェア
  • CRM(Customer Relationship Management):顧客情報を一括管理できるソフトウェア
  • CBP(Connected Business Platform):企業間の決済・受発注業務を行うためのソフトウェア
株式会社テクノスジャパンの直近5年間の業績を示すグラフ
引用元:株式会社テクノスジャパン 2019年~2023年3月期 決算短信

ランドコンピュータ:金融システムのコンサル・受託開発に強い

株式会社ランドコンピュータは、特に銀行などの金融系システムのコンサルティング・受託開発に強みを持つシステムインテグレーション企業です。パッケージソフトウェアの導入支援・保守もやっています。こちらの会社も企業のDX化の波を受けて急速に成長しています

株式会社ランドコンピュータの直近5年間の業績を示すグラフ
引用元:株式会社ランドコンピュータ 2019年~2023年3月期 決算短信

オークネット:業者間のネットオークションサイトを運営

株式会社オークネットは、中古車・バイクや花き・ブランド品や中古スマートフォンに至る多様な商品のネットオークションを運営している企業です。この独自色の強いビジネスモデルで確固たる地位を築いています。

株式会社オークネットの直近5年間の業績を示すグラフ
引用元:株式会社オークネット 2019年~2023年12月期 決算短信

クイック:人材派遣から採用支援まで行う人材サービス企業

クイック株式会社は、主に人材紹介・派遣サービスと採用活動コンサルティングの2つの事業を行っている人材サービス企業です。

昨今の人手不足や、終身雇用制度の崩壊を背景とした転職市場の活況を追い風に、高い利益率を維持しながら業績を伸ばしています。

クイック株式会社の直近5年間の業績を示すグラフ
引用元:クイック株式会社 2019年3月期~2023年3月期 決算短信

ミズホメディー:検査薬・試薬開発に強い医薬品メーカ

ミズホメディー株式会社は、感染症の検査薬や遺伝子検査機器を提供している医薬品・医療機器メーカです。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う診断・検査薬の急激な需要拡大に対応し、売り上げ・利益を爆発的に伸ばしました。得た利益をどう活かしていくか注目される企業です。

株式会社ミズホメディーの直近5年間の業績を示すグラフ
引用元:株式会社ミズホメディー 2019年12月期~2023年12月期 決算短信

山田コンサルティンググループ:M&Aコンサル事業と投資事業の二本柱

山田コンサルティンググループは、M&Aや事業承継に向けた経営コンサルティング事業を行う一方、未公開株式や不動産に投資する事業も行っている企業です。

中小企業の後継者不足が問題となっている日本において、事業承継やM&Aの需要は多く、経営コンサルティング事業での成長を続けています。

山田コンサルティンググループ株式会社の直近5年間の業績を示すグラフ
引用元:山田コンサルティンググループ株式会社 2019年3月期~2023年3月期 決算短信

SANKYO:スマートパチスロ化の波にのる遊技機メーカ

株式会社SANKYOは、パチンコ・スロット遊技機や遊技機周辺機器の製造販売を行うメーカです。

近年、パチンコ玉やメダルに一切触れることなく遊戯を楽しめるスマート遊戯機への移行需要が発生しており、2022年から急速に売り上げ・利益を拡大しています。今後もこの需要拡大は継続する見込みであり、更なる成長が期待されます。

株式会社SANKYOの直近5年間の業績を示すグラフ
引用元:株式会社SANKYO 2019年3月期~2023年3月期 決算短信

フジ・コーポレーション:タイヤ・ホイール販売で圧倒的地位

株式会社フジ・コーポレーションは、自動車用タイヤやホイール等のカー用品を、実店舗と通信販売の両方のルートで販売する企業です。特に、タイヤ・ホイールに重点を置いており、プライベートブランド商品の開発を行い、高品質・高付加価値の商品を提供することで競合を寄せ付けません。

株式会社フジ・コーポレーションの直近5年間の業績を示すグラフ
引用元:株式会社フジ・コーポレーション 2019年10月期~2023年10月期 決算短信

学究社:都立難関校受験対策に特化した学習塾「ena」を展開

学究社株式会社は、都立中高一貫校・難関都立高校受験対策校を中心に、看護大学・美術大学受験対策校も運営している学習塾「ena」を展開する企業です。競合の学習塾が私立の難関校受験対策に力を入れているのに対し、学究社は都立難関校受験対策に特化することによって差別化を図っています。

このビジネスモデルによって、非常に高い収益率を維持しながらも新規開校を進め、成長を続けています。

株式会社学究社の直近5年間の業績を示すグラフ
引用元:株式会社学究社 2019年3月期~2023年3月期 決算短信

まとめ:高収益企業には理由がある!

今回の記事では、3月14日時点で私が用いている投資対象の選別基準を満たす企業の中から、特に注目している企業を10社ピックアップして紹介しました。各企業ごとに、企業のDX化や人手不足といった社会のニーズをとらえていたり、ニッチな市場で圧倒的地位を確立していたりするなど、高い収益を上げられるビジネスモデルを持っていることが分かります。

皆さんも株式投資の対象となる企業を探す際に、各企業にどんな強みがあるのか注目してみてください。皆さんの資産を増やしてくれる有望な投資先を見つけられるかもしれません。

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