【2024年12月】ポートフォリオ・投資成績を公開!

12月のカレンダーとサンタ・雪だるま人形 Myポートフォリオ

今年も残すところわずかとなりましたね、皆さんはどんな一年になったでしょうか?今回の記事では、私の日本株投資ポートフォリオの最新状況と投資成績について紹介します。皆さんの投資ポートフォリオを組み立てる際の参考にしていただけると嬉しいです。

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ポートフォリオ概況

私の日本株ポートフォリオの最新状況について、各銘柄の12月中の評価額増減とともに紹介します。12月中の保有株の売却による確定損益も含めて計算しています。

コード企業名11月末評価額12月末評価額12月騰落率
1780ヤマウラ¥115,800¥124,900+7.9%
1928積水ハウス¥354,000¥378,200+6.8%
2685アダストリア¥366,000¥346,500-5.3%
2768双日¥305,000¥324,200+6.3%
2914JT¥421,90012/27売却
3150グリムス¥264,200¥258,700-2.1%
3480ジェイ・エス・ビー¥272,800¥275,000+0.8%
3924ランドコンピュータ¥203,100¥202,500-0.3%
3964オークネット¥269,000¥267,100-0.7%
4202ダイセル¥132,400¥140,650+6.2%
4595ミズホメディー¥159,300¥150,100-5.8%
4792山田コンサルティングGr¥204,700¥192,900-5.8%
5334日本特殊陶業¥463,400¥508,000+9.6%
5393ニチアス¥579,800¥559,800-3.4%
6062チャーム・ケア・コーポレーション¥128,200¥132,100+3.0%
6083ERI HD¥436,600¥453,200+3.8%
6254野村マイクロサイエンス12/30 100株購入
6432竹内製作所¥968,000¥996,000+2.9%
6490PILLAR¥433,500¥433,000-0.1%
6777santecHD¥588,000¥741,000+26.0%
7272ヤマハ発動機¥390,150¥421,350+8.0%
7605フジ・コーポレーション¥196,300¥197,600+0.7%
7745A&DホロンHD¥187,900¥198,600+5.7%
7818トランザクション¥224,00012/19売却
7970信越ポリマー¥159,900¥164,800+3.1%
8308りそなHD¥125,000¥114,450-8.4%
8593三菱HCキャピタル¥202,000¥208,400+3.2%
9384内外トランスライン¥564,600¥538,000-4.7%
9621建設技術研究所¥240,250¥246,000+2.4%
9744メイテック¥282,700¥296,500+4.9%
9769学究社¥190,200¥205,500+8.0%
確定損益+¥140,400
ポートフォリオ全体¥8,792,100¥9,215,350+4.8%
(参考) TOPIX2687.652784.92+3.6%

12月中の日本株ポートフォリオ全体の騰落率は、4.8%の上昇と好調な結果になりました。さらには、日本株全体の株価指標であるTOPIXを見てみると、12月中に3.6%の上昇となっており、TOPIXも上回るパフォーマンスを挙げられました

12月中の株式市場の状況を振り返ると、12月17・18日にアメリカのFOMC、12月18・19日に日銀政策決定会合と重要な金融政策の発表が重なり注目を集めた月でした。

アメリカのFOMCについては、市場予想通り0.25%の利下げを発表したものの、2025年の利下げ回数が予想より少なくなったことがマイナスにとらえられ、一時日経平均の下落につながりました。一方で、日銀金融政策決定会合では利上げを見送る結果が発表されたことで、円安環境の継続が意識され、日経平均株価は反転して上昇し一気に4万円台を回復し、今回の好調な投資成績につながったと考えています。

私の日本株ポートフォリオ全体の銘柄の構成比率としては以下のようになっています。今月売却したJT(日本たばこ産業)・トランザクションがなくなり、新たに購入した野村マイクロサイエンスが追加されて、全体的に構成比率が上がりました。

ブログ管理人の日本株ポートフォリオの銘柄別比率

12月中の売買内容について

私の12月中の株式の売買内容について紹介します。12月は1銘柄を購入、2銘柄を売却して来年からのNISA投資資金を確保し、投資銘柄の比率を調整しました。

12月中の購入銘柄について

12月は、新たに野村マイクロサイエンス(6254)1銘柄を100株購入しました。野村マイクロサイエンスは、半導体製造工程で欠かせない超純水という不純物の極めて少ない水を製造する装置を主力製品とする水処理装置メーカーです。超純水に特化して磨いてきた高い技術力が強みです。

購入した理由としては以下の通りです。

野村マイクロサイエンスの購入理由
  • PER10倍以下の割安な株価水準
  • 営業利益率13.6%・ROE31.8%と高い収益力と経営効率
  • 参入障壁の高い超純水製造装置という領域でビジネスをやっている安定感

12月中の売却銘柄について

12月は、JT(日本たばこ産業)トランザクションの2銘柄の保有株を売却しました。それぞれの売却した理由と、企業のビジネス内容について簡単に紹介します。

JT(日本たばこ産業) (2914):12/27に全保有株100株を売却

黒のテーブルにおいてあるベージュ色の電子タバコ

1つ目の売却銘柄がJT(日本たばこ産業)です。国内・海外でのたばこ・加熱式たばこの販売を主力事業として行っています。テーブルマークブランドでの冷凍食品や、医薬品も提供しています。たばこ事業という安定して利益を稼げるビジネスを展開していることが強みですね。

今回売却した理由としては以下の通りで、株価の割高感たばこ健康被害訴訟リスクを考慮して売却に至りました。

  • 株価が上昇し、PER15倍超えと少し割高感が出てきたため
  • カナダでのたばこ健康被害に対する訴訟(出典:日本経済新聞)に続く損害賠償リスク
  • 12月の配当権利落ち日を迎え、NISA投資資金調達にちょうどいいタイミングだったため

トランザクション(7818):12/19に全保有株100株を売却

ブラウンのタオルの上に倒れているタンブラー

12月に売却したもう一つの銘柄が、トランザクションです。国内での環境にやさしいエコバッグやタンブラーなどのエコ商品や、アクリルスタンドや缶バッジなどいわゆる「推し活」グッズを販売する企業です。デザイン性の高いオリジナル商品を短納期で提供できる体制が構築できていることが強みです。

今回売却した理由としては以下の通りで、株価の割高感来年からのNISA投資資金の捻出を理由に売却に至りました。

  • 株価が上昇し、PER15倍超えと少し割高感が出てきたため
  • 来年のNISA成長投資枠の投資資金捻出のため
  • 8月一括配当のため、配当金を得るまでにだいぶ期間が空くため

ポートフォリオ銘柄 上昇率・下落率ランキング

金・銀・銅メダルが並んでいる

続いて、12月中にポートフォリオ内で特に上昇率・下落率の高かった銘柄のTOP3を紹介します。

12月上昇率TOP3

12月のポートフォリオ内の上昇率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。

12月の上昇率TOP3
  • 第1位:santec HD(6777) 12月上昇率:26.0%
  • 第2位:日本特殊陶業(5334) 12月上昇率:9.6%
  • 第3位:学究社(9769) 12月上昇率:8.0%

12月の上昇率トップとなった銘柄は、santec HDでした。光ファイバー通信に必要な光学部品や、光測定器といったニッチな市場で強みを持つ製品を持っている企業です。データセンター需要の増加を背景に売り上げを伸ばし続けています。

12月中に特に目立ったニュースはありませんでしたが、11月に発表した非常に好調な決算内容やデータセンター関連株の一角としての期待が続き、株価を押し上げているものと推測します。

上昇率の2位となったのは、日本特殊陶業でした。この企業は自動車に使われるスパークプラグや排ガスセンサで世界シェアNo.1を誇る自動車部品メーカーです。半導体関連部品医療用機器にも強みを持っており、成長を続けています。

こちらの企業も12月中は目立ったニュースはありませんでしたが、11月下旬に発表した東芝子会社の買収によるセラミックス製品ビジネスの強化や円安環境の継続を背景に、投資家からの買いが入ったものと予想されます。

上昇率の3位にランクインしたのは、学究社でした。東京都内を中心に学習塾「ena」を展開する企業です都立中学・都立高校への受験対策に強みを持っており、近年は私立校対策塾にもビジネスを拡大していく姿勢を見せています。

この企業についても12月中に目立ったニュースはありませんでしたが、今年7月から11月にかけて株価の下落基調が続いていたこともあり割安感が出てきたため、高い配当利回りを狙った投資家の買いが入ったものと考えます。

12月下落率TOP3

一方で、12月にポートフォリオ内で下落率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。

12月下落率TOP3
  • 第1位:りそなHD(8308)  12月下落率:‐8.4%
  • 第2位:ミズホメディー(4595) 12月下落率:-5.8%
  • 第3位:山田コンサルティンググループ(4792) 12月下落率:-5.8%

下落率トップに顔を出した銘柄は、りそなHDでした。りそな銀行を中心に、埼玉りそな銀行や関西みらい銀行を傘下に持つ、国内No.4の銀行です。

12月中に目立ったニュースはありませんでしたが、12月18・19日の日銀金融政策決定会合での利上げの見送りによって、銀行の業績上昇期待が薄れ、投資家からの売りが出たものと考えています。

下落率の2位に入ったのは、ミズホメディーです。病院での感染症診断に使う臨床検査薬などを製造する医薬品メーカです。自動で迅速に感染症の診断が出せる検査キット・診断装置に強みを持っています。

この企業も12月中は目立ったニュースはありませんでしたが、11月末に発表された株式の公開売り出しや、12月の配当権利落ちがあったこともあり、株価の下落につながったと推測しています。

下落率の3位となったのは、山田コンサルティンググループでした。M&Aや事業承継に向けた経営コンサルティング事業を主力事業として、未公開株式や不動産に投資する事業も行っている企業です。

12月中に注目すべきニュースは特にありませんでしたが、9月からじりじりと株価下落基調が続いており、そろそろ反発を期待したいところです。

これまでの月別投資成績の振り返り

2024年6月から12月までの月別投資成績を、日本株全体の参考指標であるTOPIXと併せて以下のグラフに示します。12月はTOPIXを1.2%も上回る好調な成績を挙げられました。これで月別ではTOPIXに4勝3敗と勝ち越すかたちになっています。

また、通算成績でも引き続きTOPIXを上回っている状態です。

2024年6月から12月までの当ブログ管理者の日本株ポートフォリオとTOPIXの成績の比較グラフ

まとめ

今回の記事では、日本の個別株への投資の参考として、当ブログ運営者である私の日本株投資ポートフォリオの12月中の投資成績について紹介しました。12月はポートフォリオ全体で+4.8%上昇と好調な成績となりました。同期間のTOPIXは+3.6%の上昇となっており、TOPIXを上回る成績を挙げられました。通年の成績もプラスで終われたので、比較的好調な一年だったと考えています。

来年1月は、アメリカではドナルド・トランプ次期大統領の就任を控えており、米国の株式市場に注目が集まりそうですね。