【2025年3月】ポートフォリオ・投資成績を公開!

未分類

日本企業の個別株に投資している当ブログ運営者である私の投資ポートフォリオの状況と投資成績について、参考情報として毎月公開していきます。興味があれば、ぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク

ポートフォリオ概況

私の日本株ポートフォリオの最新状況について、各銘柄の3月中の評価額増減とともに紹介します。3月中の保有株の売却による確定損益も含めて計算していますが、3月中に購入した株は計算に入れていません。

コード企業名2月末評価額3月末評価額3月騰落率
1780ヤマウラ¥128,700¥120,400-6.4%
1928積水ハウス¥339,000¥334,000-1.5%
2685アダストリア¥290,100¥284,800-1.8%
2768双日¥328,500¥328,200-0.1%
3150グリムス
(3/26 100株追加)
¥218,900¥234,7007.2%
3480ジェイ・エス・ビー¥320,500¥326,0001.7%
3771システムリサーチ¥161,300¥156,100-3.2%
3924ランドコンピュータ¥201,300¥203,4001.0%
3964オークネット¥244,100¥244,2000.0%
4202ダイセル¥129,600¥129,7500.1%
4595ミズホメディー¥144,000¥151,2005.0%
4792山田コンサルティンググループ¥171,900¥174,2001.3%
5105TOYO TIRE¥251,100¥273,2008.8%
5334日本特殊陶業¥439,200¥452,1002.9%
6062チャーム・ケア・コーポレーション¥122,100¥133,8009.6%
6083ERI HD¥473,400¥464,600-1.9%
6254野村マイクロサイエンス¥269,600¥240,300-10.9%
6432竹内製作所¥1,026,000¥1,018,000-0.8%
6490PILLAR¥350,000¥332,500-5.0%
6777santecHD¥548,000¥485,500-11.4%
7272ヤマハ発動機¥369,000¥357,600-3.1%
7745A&DホロンHD¥198,000¥183,300-7.4%
8117中央自動車工業¥488,500¥506,7003.7%
8308りそなHD¥116,400¥128,70010.6%
8593三菱HCキャピタル¥202,000¥201,500-0.2%
9384内外トランスライン3/24 100株売却
9621建設技術研究所¥233,900¥236,5001.1%
9744メイテック¥295,950¥291,600-1.5%
9769学究社¥204,000¥217,2006.5%
確定損益+\158,200
(内外トランスライン 100株売却)
ポートフォリオ全体¥8,256,050¥8,368,2501.4%
TOPIX2682.092658.73-0.9%

2025年3月の日本株ポートフォリオ全体の騰落率は、一過性の要因がありながらも1.4%の上昇と好調な結果をおさめました。その一方で日本株全体の株価指標であるTOPIXについては、3月中は0.9%の下落となっており、今月はTOPIXを上回るパフォーマンスを挙げられました。

3月中の日本の株式市場は、引き続きアメリカのトランプ大統領の関税政策に左右される展開となりました。日経平均株価は3万6000円~3万8000円のレンジ内で動いていましたが、月末の急落を受けレンジを下に抜けた形となっており、戻りを試す展開です。

3月中の主なニュースとして、3月26日にアメリカのトランプ大統領が、日本を含めたすべての国からアメリカに輸入される自動車に対して、4月2日から25%の追加関税をかける大統領に署名したことが発表されました。

(出典:トランプ氏 25%の自動車関税署名 日本車も対象 国内への影響は?|NHK NEWS WEB)

日本経済の屋台骨である完成車メーカーや自動車部品メーカーの株価にはネガティブな要因となってくるでしょう。

ポートフォリオの銘柄構成比率

2025年3月末時点の日本株ポートフォリオの銘柄構成比率としては以下のようになっています。全保有株式を売却した内外トランスラインが除外され、追加で購入したグリムスの比率が増加しました。

2025年3月末時点での銘柄の比率を表す円グラフ

2025年3月の売買銘柄

3月中の株式の売買内容について紹介します。3月は1銘柄の株式を購入1銘柄の株式を売却と動きは少なめにしました。

3月中の購入銘柄について

2025年3月はすでに保有していたグリムス(3150)を100株追加購入しました。

グリムス(3150)

森林の空き地に設置された太陽光パネル

グリムスは、中小企業・家庭向けに太陽光発電設備や蓄電池などを販売する事業や、太陽光発電所を建設・運営する事業を行っている企業です。この企業は昨年10月から株価下落基調が続いていましたが、3月24日に今期配当を増額修正することが発表されたことをきっかけに、株価がもち直す動きが出てきました。

その他、購入した理由としては以下を挙げます。

グリムス(3150) 購入理由
  • PER12倍台と割安な株価水準と3%を超える配当利回りの高さ
  • 2024年3月期時点で営業利益率17.4%ROE31.0%超高収益体質で成長を継続
  • トランプ関税政策の影響を受けにくい内需型の企業であること

3月中の売却銘柄について

2025年3月は、内外トランスラインの保有している株全ての100株を売却しました。

内外トランスライン(9384):3/24に100株を売却

コンテナを乗せた貨物船の写真

内外トランスラインは、国際間の貨物輸送サービスを行っている企業です。多数の顧客からの小口荷物をまとめて貨物船で運ぶ海上混載輸送において業界トップを走る企業です。

3/7にIAパートナーズという投資ファンドから1株あたり4065円でTOBを受けたことが発表され、TOB買い付け価格である4065円に寄せる形で株価が急騰しました。友好的買収のため、このまま予定通りTOBが成立し上場廃止になると想定し売却しました。

ポートフォリオ銘柄 上昇率・下落率ランキング

表彰台と金メダル・銀メダル・銅メダルの粘土細工

続いて、2025年3月中にポートフォリオ内で特に上昇率・下落率の高かった銘柄のTOP3をそれぞれ紹介します。

3月上昇率TOP3の銘柄

上昇する株価チャートを見つめる3つの人形

2025年3月にポートフォリオ内で上昇率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。

3月上昇率TOP3
  • 第1位:りそなHD(8308) 3月上昇率:10.6%
  • 第2位:チャーム・ケア・コーポレーション(6062) 3月上昇率:9.6%
  • 第3位:TOYO TIRE(5105) 2月上昇率:8.8%

上昇率1位:りそなHD(8308)

3月の上昇率トップとなった銘柄は、りそなHDでした。りそな銀行を中心に、埼玉りそな銀行や関西みらい銀行を傘下に持つ、国内No.4の銀行です。

3月中に目立ったニュースはありませんでしたが、日本銀行の利上げ姿勢の継続によって利ザヤが上昇し、業績が好調に推移する投資家の期待感から株価が上昇したとみています。

上昇率2位:チャーム・ケア・コーポレーション(6062)

上昇率の2位となったのは、チャーム・ケア・コーポレーションでした。首都圏と近畿地方を中心に介護付き有料老人ホームを展開する企業です。満足度の高い高価格帯の老人ホームの展開に力を入れており、業績を伸ばしています。

この企業も3月中に目立ったニュースはありませんでしたが、2024年11月から株価の停滞が続いていたレンジから上放れる形で株価が上昇したため、今後も上昇基調が継続するか注目です

上昇率3位:TOYO TIRE(5105)

上昇率の3位にランクインしたのは、TOYO TIREでした。大型車向けのタイヤ製品に強みを持っているゴム製品メーカーです。大型車の比率が高い北米での売上比率が高い特徴を持っています。

こちらの企業についても3月中に目立ったニュースはありませんでしたが、タイヤ原料である原油価格の下落基調が続いていることもあり、投資家からの利益増加期待を受けて株価が上昇したと想定します。

3月下落率TOP3の銘柄

株価下落チャートを見つめる人形

一方で、3月にポートフォリオ内で下落率が高かった銘柄TOP3は以下の3つでした。

2月下落率TOP3
  • 第1位:santec HD(6777) 3月下落率:-11.4%
  • 第2位:野村マイクロサイエンス(6254) 3月下落率:-10.9%
  • 第3位:A&DホロンHD(7745) 3月下落率:-7.4%

下落率1位:santec HD(6777)

下落率トップに顔を出した銘柄は、santec HDでした。光ファイバー通信に必要な光学部品や、光測定器といったニッチな市場で強みを持つ製品を持っている企業です。

3月中に目立ったニュースはありませんでしたが、中国発AIのDeepseekの登場や、過剰なデータセンター投資の抑制の機運を受け、半導体関連銘柄の一角として売られていると考えています。

下落率2位:野村マイクロサイエンス(6254)

下落率の2位に入ったのは、野村マイクロサイエンスでした。半導体製造工程で欠かせない超純水という不純物の極めて少ない水を製造する装置を主力製品とする水処理装置メーカーです。

こちらの企業についても、3月中に目立ったニュースはありませんでしたが、下落率1位のsantec HDと同じく、半導体関連銘柄の一角として売られていると考えています。

下落率3位:A&Dホロン(7745)

下落率の3位となったのは、A&Dホロンでした。半導体製造工程で使われる電子ビーム装置をはじめ、血圧計などの医療用機器や計測機器に強みを持っている企業です。

こちらも半導体関連銘柄の一角として、月末の日本株全体の急落のあおりを大きく受け株価が下落したとみています。

これまでの月次投資成績の振り返り

昨年6月から今年3月までの月別投資成績を、日本株全体の参考指標であるTOPIXと併せて以下のグラフに示します。3月は、TOBによって株価が急騰した内外トランスラインの利益確定の影響で、TOPIXを2.3%上回る成績となりました。これで月別ではTOPIXに6勝4敗となっています。

また、通算成績についても引き続きTOPIXを上回っている状態です。

2024年6月から2025年3月までの、当ブログ管理者の日本株ポートフォリオとTOPIXの月別成績比較

まとめ

今回の記事では、日本の個別株への投資の参考として、当ブログ運営者である私の日本株投資ポートフォリオの2025年3月中の投資成績について紹介しました。3月はポートフォリオ全体で確定した利益を含めて1.4%の上昇と好調な成績を収めました。

一方で、同期間のTOPIXは0.9%の下落となっており、3月はTOPIXを上回る成績を収められました。

4月は、日本にとって重要産業である自動車産業に打撃を与えることが想定されるアメリカの輸入自動車への追加関税措置が4月3日から予定通り実施されかどうかや、4月23日からワシントンD.C.で開催されるG20財務大臣・中央銀行総裁会議が今後の世界経済の行く末を占う注目ニュースとなりそうですね。